【横浜】横浜ビール(横浜市中区住吉町6ノ68ノ1)は、本店レストラン「驛(うまや)の食卓」を改装する。設計はマーチアンドストア(東京都町田市)が担当。今後施工者を選定し、10月から第1期工事として外観とテラスのリニューアル工事を実施。2024年に1階、25年には2階の内装を施工する予定だ。資金調達に当たってはクラウドファンディングを実施。最終目標金額は1200万円に設定している。
「驛の食卓」はビールの醸造所を併設したレストラン。24年に25周年を迎えるのを機に、全面的にリニューアルする。内外装や設備の老朽化に対応するだけでなく、従来より醸造所を目立たせ認知度を高めるとともに、地域のイベントが開催できるテラスの設置などを構想している。
第1期工事では外観とテラスを木材を基調としたデザインに更新。木材は、ビールに使用する水の生産地として関係の深い山梨県道志村から間伐材を調達する。
24年の第2期工事で1階内装のリニューアルと冷蔵庫・サーバーの増設、飲食スペースの拡張を実施、25年の第2期工事で2階レストラン内装を改修する。
クラファン、第1目標達成まで約100万円
第1期工事の費用を調達するため、7月から500万円を目標金額とするクラウドファンディングを開始した。寄付に対して醸造所見学ツアーや店内への企業ロゴ掲示といった返礼を付けることで目標達成を狙う。8月21日時点で約405万円が集まり、残り約100万円となっている。募集締め切りは8月31日。
最終目標は累計1200万円。今後も24年に300万円、25年に400万円を目標とするクラウドファンディングを実施し、それぞれ第2期、第3期の工事費用に充てる考えだ。
提供:建通新聞社