建通新聞社
2023/08/23
【大阪】モノレール新駅2駅の建設工事 WTOで公告
大阪府は、大阪モノレールの延伸による新駅2駅の建設に着手する。WTO対象となる大阪モノレール門真南駅(仮称)駅舎建設工事と鴻池新田駅(仮称)駅舎建設工事の総合評価方式(技術提案型)一般競争入札をそれぞれ公告した。いずれも入札参加申請を9月12日まで、技術提案書を10月4日(配達指定日)に、入札書の提出を11月7〜8日に受け付ける。開札日は11月9日。工期は2028年2月29日まで。
参加形態はJVで、構成員数は門真南駅(仮称)が3〜5者、鴻池新田駅(仮称)が2〜4者。代表者は土木一式工事の経営事項審査点数が1200点以上、構成員は同1000点以上などを条件としている。
門真南駅(仮称)の工事延長は273・5b。駅舎は鉄製ラーメン構造で、鉄骨造2階建て延べ約780平方b。駅舎基礎工としてオープンケーソン9基を整備する他、鉄筋コンクリート橋脚工(鋼管ソイルセメント杭基礎)2基、鋼製橋脚工(鋼管ソイルセメント杭基礎)1基、鋼製橋脚基礎工(鋼管ソイルセメント杭)1基を整備する。
場所は門真市三ツ島2地内。
鴻池新田駅(仮称)の駅舎は275・5b。鉄筋コンクリートラーメン構造で、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約850平方b。駅舎基礎工として場所打ち杭22基を整備する他、連絡デッキ、鉄筋コンクリート橋脚工(鋼管ソイルセメント杭基礎)4基などを整備する。
場所は東大阪市西鴻池町1地内他。
2駅について、建設地域の特性を踏まえたコンセプトを作成しており、門真南駅(仮称)は「緑あふれる住みたいまち」をコンセプトに、植物をイメージする「緑・黄緑」をデザインカラーとする。鴻池新田駅は「駅がつなぐ住工共生のまち」をコンセプトに、水路をイメージする「水色・青」でデザインするとしている。