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　県は、道路整備（交付金）事業で国道58号（おがみ山バイパス）の整備を進めている。メインとなるトンネルの延長は１２２５ｍで、近く一般競争入札により公告する予定。２０２３年度当初予算では債務負担行為で24年度から27年度までの限度額75億円を設定し準備を進めており、29年度の全体完成を図る。
　場所は奄美市名瀬の中心市街地で慢性的な交通渋滞が発生していることから、02年度から着手。一時中断していた同バイパスは、19年度から事業再開した。
　用地取得は同市と連携して実施しており、バイパス部は完了しているが、残り５筆が残っており、代替地等の用地交渉に時間を要しているため、事業期間を２年間延伸し29年度とする。進捗率は約94％。
　全体延長は１８０９ｍでトンネルが１２２５ｍを占める。地質調査の結果、支保パターンの変更や補助工法（崩落対策）の採用、基準の改定に伴う設計変更は明かり部の基礎形式等を当初計画から変更した。
　幅員は６．５ｍ（10．25〜30ｍ）で14年度に１３０ｍを暫定供用。事業規模から県議会での承認が必要となる。全体事業費は１８５億円を見込み、進捗率は39％となっている。