横浜市教育委員会は、上末吉小学校と南小学校、大門小学校の建て替えに関して基本構想をまとめ、現段階での新校舎の規模を明らかにした。いずれの学校でも総延べ床面積は既存校舎に比べて増加する見込みで、約6600〜7400平方bとする計画だ。本年度に基本設計を委託、2024年度に実施設計を進めて、早ければ25年度にも工事に着手する。
上末吉小学校(鶴見区上末吉5ノ24ノ1)の既存校舎の規模は鉄筋コンクリート造4階建て総延べ約6200平方b。新校舎棟は総延べ約6600平方bとなる見通しで、教室数は19教室から14教室に減少する。
仮設校舎を建設して、敷地内のローリング工事で建て替えを進める方針だ。既存校舎が立つ場所の一部が土砂災害警戒区域に指定されているため、新校舎棟は区域に入らないような配置とする。
地域住民からは設計に当たって、防災備蓄庫や太陽光発電設備・蓄電池、夜間照明の設置とともに、駐車場の確保を求める要望があった。
基本構想は第三設計連合(横浜市中区)が担当した。
南小学校(南区中里1ノ6ノ16)では、新校舎棟の総延べ床面積が約7400平方bとなる見通しで、教室数も15教室から18教室に増加する。既存校舎は鉄筋コンクリート造3階建て総延べ約6100平方b。
基本構想の担当はアーキテクト・アソシエイツ・ヨコハマ(横浜市西区)。
大門小学校(瀬谷区本郷3ノ47ノ5)の既存校舎の規模は鉄筋コンクリート造4階建て総延べ約6200平方b。新校舎棟は総延べ約7200平方bとする計画で、教室数は18教室から17教室に減少する。
設計室(横浜市中区)が基本構想を担当した。
提供:建通新聞社