香南市は、公共施設の長寿命化や施設の統廃合、機能転換などを含めた公共施設などの適正配置と有効活用や財政負担の軽減・平準化につなげるため、2023年度は「公共施設などの適正配置に関する方針」をまとめる。関連する業務は、公募型プロポーザルで選定したGPMO高知事務所(高知市)が25年3月31日までの履行期間で担当。24年度末までに「公共施設など適正配置計画」の策定を目指す。
市役所本庁舎をはじめとする市内約370施設を対象に現状分析を行い、他市事例調査などに基づく施設類型別の適正規模案を算出する。その他、耐震化など将来的な整備が必要な施設の方針案の作成、24年度から36年度を計画期間とする公共施設など適正配置計画書案の作成などを行う。
香南市の公共施設は、旧市町村時に設置されたまま、適正な配置がなされていないことや、これまで整備してきた公共施設などが一斉に改修・更新時期を迎えようとしている。そのため、公共施設など適正配置計画の策定により、行政サービスの向上や維持コストの縮減などを目指す。
提供:建通新聞社