秋田県厚生協会(秋田市寺内後城6−41、秋山宣二理事長)は21日、秋田市雄和戸賀沢にある障害者支援施設「雄高園」の創設(移転)工事を条件付一般競争で公告した。4,363uの本館棟などを建設するもので、予定価格は13億2,740万円。2社自主結成のJV(秋田市建築一式A級)で、代表者には鉄骨または鉄筋コンクリート造4,000u以上の同種工事履行実績を求めている。開札は9月11日、予定工期は6年3月31日。設計は草階建築創作所。
現在の雄高園(雄和戸賀沢字金山沢89−29)は、昭和52年に建設された鉄骨・鉄筋コンクリート造陸屋根平屋建て、延べ床面積2,700uの施設。建物が旧耐震基準となっていることや、建て替え工事の入所者への影響などを考慮し、取得済みの旧北都銀行グラウンド(秋田市四ツ小屋末戸松本字地蔵田268番、23,242.97u)に移転する。
新施設は鉄骨造一部木造平屋建て(準耐火構造)、床面積4,363.56uの本館棟と、鉄骨造平屋建て(準耐火構造)、床面積324uの付属棟で構成。埋蔵文化財部分が木造となっている。定員は施設入所支援と生活介護がそれぞれ80人、ショートステイ3人を予定している。
なお、秋田市障がい福祉課は、老朽化が著しく災害リスクの高い施設の移転整備に必要な費用の補助金(障がい児者福祉施設整備費補助金)を同法人に交付するため、6月補正予算で5億4,500万円を確保している。
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秋田建設工業新聞社