勝央町は、勝間田保育園の移転新築工事について、9月までの発注を目指している。2023年度の当初予算のうち、15億円を工事費、2557万円を施工監理費として手当てしている。24年度中に完成する予定。
建設場所は、現勝間田保育園(勝田郡勝央町岡108)から西へ約200b先の岡地内。施設の老朽化を理由に移転新築する。
新築する施設は、敷地面積7073平方b、鉄骨造2階建て延べ2809平方bの規模。敷地内に整備する駐車場の面積は1732平方bで、主に送迎するための保護者用として現時点で43台を想定。
19年度に概略設計で園舎の概略図を作成し、22年度に実施設計と、23年3月末に追加でカーポート(駐車場の屋根)の設計が完了。阿波設計事務所岡山支店(岡山市北区)が担当した。
現勝間田保育園は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1917平方bの規模で、1980年に建設。定員は200人。現在運営中で、新園舎建設後の跡地利用については解体なども含め、今後詳細を詰めていく。
町内の保育園5園のうち、勝間田保育園と高取保育園のある南部地区には子どもが多く、高取保育園は20年度に新築したばかり。植月保育園、吉野保育園、古吉野保育園のある北部地区では子どもが減少しているため、統合するかどうかを町議会で検討中。現議員の任期中に方針を固める予定。
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提供:建通新聞社」