国土交通省主催による国道159号金沢東部環状道路の金沢市月浦町〜神谷内町間1・8キロの開通式が11日、金沢星稜大学で開かれ、西田昭二国土交通大臣政務官や馳浩知事、東部環状道路建設促進協議会会長の村山卓金沢市長らによるテープカットなどで開通の喜びを分かち合った。
式典では事業主体の国土交通省を代表して西田政務官が式辞に立ち、「開通により、金沢市月浦町〜神谷内町間の交通渋滞が緩和され、利用者の利便性向上や周辺企業の生産活動の支援、地域経済、観光の活性化に寄与する。国土交通省として残る梅田町〜月浦町間の整備に全力を挙げて取り組む」と決意表明。馳知事、小森卓郎衆議院議員、宮本修司参議院議員、沖津千万人県議会環境農林建設委員会委員長(議長代理)も東部環状道路の早期全線4車線化に期待感を表明したほか、地元を代表して村山金沢市長が謝辞を述べた。地元住民による加賀獅子舞も披露された。
金沢外環状道路山側幹線のうち、国土交通省が所管する金沢東部環状道路9・4キロ(金沢市今町〜鈴見台)の4車線化事業を巡っては、2017年12月までに神谷内町〜鈴見台間4・2キロが完了済み。今回の月浦トンネルを中心とする月浦町〜神谷内町間の開通により、残る2車線区間は梅田町〜月浦町間2・1キロのみとなる。