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建通新聞社(中部)
2023/08/17

【岐阜】県 第3回の事業評価監視委員会開く

 岐阜県技術検査課は、2023年度第3回岐阜県事業評価監視委員会を開いた。岐阜県庁議会棟で開かれた委員会にはオンラインも含め9人の委員が参加し、6件の事業について審議。いずれも対応方針に基づき、事業を継続することを了承した。
 道路整備課が進める道路改築事業では4件を確認。一般県道養老垂井線(橋爪工区)は、養老町橋爪で牧田川に橋梁を架設する。全体延長(350b(うち橋梁303・5b)、15年度に事業着手し、25年度の完成予定。総事業費は約31億円。23年度末の全体進捗率は69%。
 一般国道361号(下之向工区)は全体延長800b(うち橋梁150b)で車道3b×2車線、堆雪帯0・75b×2車線を整備する。18年度に事業着手し、29年度の完成予定。総事業費は24億円。23年度末の全体進捗率は12%。これらに加え、岐阜巣南大野線(下磯〜麻生工区)と土岐南多治見インター線(下石工区)の2件も審議し、高速道路へのアクセス向上、災害時に機能するネットワークの構築などを理由に事業継続を決めた。
 都市整備課が所管する連続立体交差事業名古屋鉄道名鉄本線は、全体延長2049b。高架化と合せて統合駅の整備などを行う。1999年度に事業着手し、2036年度の事業完了を予定している。総事業費は約419億円。23年度末の全体進捗率は2・6%。渋滞や踏切事故の解消などが望めるため事業を継続する。
 この他、森林経営課が進める公共林道事業(地方創生道整備交付金)(林道二間手〜水沢上線)は、郡上市の明宝気良地内と同市明宝奥住地内を結ぶ基幹林道の整備。1992年に事業採択し、2030年度の完了を目指している。全体事業費は47億5000万円。23年度末の進捗率は80・9%を見込む。豊富な森林資源の循環利用や、森林施業の集約化などを図るため事業継続を決めた。
提供:建通新聞社