岡山県は、概算事業費が200億円の高梁川改修事業、21億6000万円の笠岡港海岸保全施設整備事業など事業規模が1億円以上となる土木部4事業、農林水産部5事業の2024年度での新規事業着手を目指している。事前評価対象箇所として位置付けた事業で、このうち、高梁川改修事業と笠岡港海岸保全施設整備事業については、8月22日に開く県事業評価監視委員会で審議する。
県は委員会での意見を踏まえ、公共事業事前評価検討会議で各事業の総合評価を行った後、年内に知事が事業化について最終評価を決定。24年度予算要求に反映させる。
土木部の評価対象は、概算事業費2億1000万円で延長190b、幅員6・0(7・5)bの道路を整備する新見日南線道路改良事業(新見市足立)、200億円で延長9600bの築堤工を実施する高梁川改修事業(高梁市松山〜新見市唐松)、3億2000万円で高さ6・0b、延長86・0bの砂防堰堤1基を整備する浅井谷川砂防事業(総社市美袋)、21億6000万円で延長1941bの護岸工、胸壁工を実施する笠岡港海岸保全施設整備事業(笠岡市笠岡)。
農林水産部の評価対象は、8億9000万円でほ場34fを整備する下仁保経営体育成基盤整備事業(赤磐市下仁保他)、4億3000万円で農業用用排水施設3439bとほ場17・0fを整備する真庭南部中山間地域総合整備事業(真庭市大庭)、1億7000万円で堤高7・0b、堤長133・0bのため池改修を行う真備市場新池防災事業(倉敷市真備町)、4億9000万円で排水機場1カ所を整備する粒江第2防災事業(倉敷市粒江)、6億2000万円で護岸工331bを行う虫明漁港海岸整備事業(瀬戸内市邑久町虫明)。
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提供:建通新聞社」