備前市は、市道浦伊部線整備事業の道路新設に伴い、2023年4月から用地取得作業を進めている。用地を確保次第、23年度中にも盛り土工を発注する。当初予算には道路の用地費など3億3599万円を手当てしている。21年度に整備計画を策定し、21〜25年度の5カ年事業として進めている。
地区の活性化と、新設する道路を含めた、道路より北側の土地を有効活用するため、道路新設工事を実施する。具体的な用途は道路完成後に決めていく。
施工規模は総延長900bで、備前中学校(伊部1857)付近が起点、老人ホーム「癒しの杜備前」(浦伊部721)付近が終点。
今回の施工対象は、県道磯上備前線から伊坂川にかかる橋(名称未決定)までの延長約360bで、工事車両の進入路も兼ねて高低差のある部分に盛り土を行う。総幅員11b、車道幅員各3b、片側のみの自転車・歩行者道路幅員3・5b、路肩幅員1bと0・5bの片側1車線道路。
21〜22年度にウエスコ(岡山市北区)が道路と橋の設計を担当した。
24年度は橋梁の下部工工事に着手する。同年11月ごろの着工になる見通し。高さ3・4bの橋台2基、橋長9・7bのプレテンション方式PC単純床版橋。
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提供:建通新聞社」