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県利根沼田農業事務所農村整備課は、片品村花咲地内の牛の平地区で農地整備事業を進めており、導水管路工事を月内に工種を土木一式とし、一般競争入札で公告する。工期は約６カ月を見込んでいる。延長は１１００ｍを計画。また、23年度に予定していた第１工区の補完工事および第２工区の区画整理工事６・３haは発注済みで、24年度からは第３工区への移行を予定している。
牛の平地区は周囲を山に囲まれた約20haの農地。花豆やとうもろこしなどといった農作物を中心とした山間農業地域だが、条件不立地であることや農業用水施設が整備されていないことに加え、農業者の高齢化も重なり、遊休農地化が課題となっていた。事業全体で12・８haの区画整理を計画。１〜３工区に分けて年度ごとに事業を進めるもので、21年度に初弾工を発注している。
第２工区の区画整理工事は６・３haの広さで整地のみの工事を実施する。道路工、排水路工、支線管路工は24年度の補完工事で行う。導水管路工事はファームポンド予定地から塩ビ管φ１５０�oを県道、村道に１１００ｍ敷設する。
22年度については、第１工区の整地工４・２haを角田建設工業（片品村）が手掛けた。23年度の補完工事で整備が完了となった。
第３工区は面積２・９haで、24年度より区画整理に着手する計画。区画整理と補完工を同時に行うとしており、24年度中に工事を完了させる方針を示している。
また、22年度にファームポンド建設に向けた詳細設計業務をプロファ設計（伊勢崎市）へ委託。工区外に設置を予定している。工事は24年度にも発注、単年での完了を見込む。25年度はすべての工区を対象に補完工事や鳥獣防止柵の設置などを行い、牛の平地区での事業は完了となる。
同地区は片品村の南部に位置する山間農業地帯。農業用水施設が整備されていないことや、営農者の高齢化も進んでおり、遊休農地化が進んでいる。同事業により区画整理し、農道や営農用水の改善を行う。
整備完了後は担い手農業者が耕作することになっており、優良農地に生まれかわる予定としている。