福井県電気工事工業組合(前田豊次理事長)の第9回安全大会は8日、福井市西方1丁目の同組合会館で開催された。
西川政弘副理事長が開会案内し、前田理事長がまず挨拶。「まだまだ暑さは厳しいが、全社一丸となり、無事故・無災害で、この夏を乗り切って欲しい」と呼びかけた。
来賓の福井労働局、井関武彦健康安全課長が挨拶。「県内の労働災害は大変厳しいが、今年は多少減少傾向。しかし死亡災害は6人(昨年と同様ペース)で大変憂慮すべき。建設業だけをみると死傷災害は昨年比減(死亡ゼロ)。ただ過去3年間、毎年3人が死亡する状況。引き続き緊張感を持ってほしい」と注意喚起した。
北陸電力送配電の古田勝福井支社長も、災害の根絶にむけ、高所作業はもちろん「地上の作業にも気を緩めず。準備作業に対してもリスクの感受性を高めてほしい」と求めて挨拶した。同支社の小川道政福井配電部長と、徳山裕二丹南配電部長も紹介された。
安全優良事業所表彰では、前田理事長から、受賞した7事業所の代表者に表彰状を授与=写真。
続く講習会は、アルファコンサルティングの北口裕司氏が「人材を集め、理想の事業所にするために必要な事は」と題し、ポイントを話した。
最後に、組合青年部の川上亮介部長が安全宣言し「組合員全員が安全責任者という自覚を持ち、安全な職場を」と、徹底を呼びかけ。閉会案内は、加藤和久副理事長が述べ、締めくくった。
安全優良事業所表彰
福井支部
ススキ電機 鈴木未奈美
日興電機 尾前和弥
坂井支部
小木電機 小木利之
奥越支部
渡邊電機製作所 渡邊誠
鯖丹支部
坂井電機工業所 坂井一郎
越前支部
ギガテック 田中洋介
敦賀支部
宇野電気商会 宇野精治