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滋賀産業新聞
2023/08/10

【滋賀】東近江市 市辺コミュニティセンターの建替

 東近江市市民部まちづくり協働課は、1978年(昭和53年)2月の完成で、築後45年が経過し老朽化している現在の市立市辺コミュニティセンター(市辺町2391)を、近隣に建て替えるべく設計業務を6月22日に開札した指名競争入札で落札した兜ミ淵建築事務所(甲賀市)に委託し、進めている。
 計画では、近隣の旧市辺幼稚園跡地(市辺町2353―1他、面積3575・69平方b)を敷地に、木造または鉄骨造で600平方b程度の規模で建て替える。
 必要諸室は、玄関ホール、事務室(応接コーナー)、ホール(休憩、カフェ、展示スペース)、調理室、キッズルーム、トイレ(男性用トイレ、女性用トイレ、バリアフリートイレ)、和室、会議室、倉庫、廊下、多目的ホールなど。
 外観は周囲の景観との調和、地域コミュニティセンターとして親しみのある設計とし、周囲の施設利用や将来利用を考慮した駐車場配置、附帯建築物(倉庫、駐輪場等)の設計も行ない、植栽計画についても景観に配慮した設計を行なう。
 また、施設全体のバリアフリー化の検討や、バリアフリートイレにオストメイト機能の設置、授乳室の設置など多様な利用者に配慮した設計、施設を災害時に利用出来るよう、その機能を考慮した設計を行なうとしている。
 設計業務の履行期間は、来年(令和6年)3月22日まで。
 工事については来年度(令和6年度)に予定し、工事費は現時点で2億円から2億5000万円までとしている。
 市辺コミュニティセンター(指定管理者=市辺地区まちづくり協議会)は、地区内に新しい町が増え乳幼児のいる家庭も多いことから、地域のボランティアが子育て支援を行ったり、住み慣れた町で老後を暮らしたいと願う高齢者に「ふれあい学級」を開設し、健康管理や地域の歴史、館外での研修など、学びあいや交流を行なっている。また、若者から中年層へも、様々な活動への参加を呼びかけ、楽しい仲間づくりや地域づくり、まちづくりの場としてコミュニティセンターを活用している。

提供:滋賀産業新聞