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建通新聞社四国
2023/08/08

【徳島】阿南市 阿南駅周辺まちづくり開発事業計画を公表 

 阿南市は、第4回阿南市魅力ある都市づくり審議会を開き、市の中心街区・JR阿南駅周辺のまちづくり開発事業の実現に向けたスケジュール案を公表した。今後、事業化手法を引き続き検討し、民設民営方式で事業を実施する場合、順調にいけば2025〜26年度にかけて事業者を選定する計画。
 対象エリアは市民会館(富岡町北通9)や阿南図書館(領家町本荘ケ内121)、阿南市商工業振興センター(富岡町今福寺34ノ4)、阿南駅前芝生広場(富岡町今福寺59ノ1)とその周辺。
 旧市民会館跡地は新図書館の建設予定地として選定しており、図書館建設に向けて9月ごろに「阿南駅周辺まちづくり基本計画」と「新図書館基本計画」を策定する。策定の翌年度には、施設の整備運営手法について官民連携事業可能性調査と社会資本整備計画の策定を実施。民設民営方式で事業実施の場合、25〜26年度にかけて事業者を選定する。その後、設計・工事を行い、29年度の併用開始を目指す。一方、公設民営方式の場合、25〜26年度にかけて設計を行い、27年度から工事に着手する。28年度の運営開始を目指す計画。
 耐震不足で閉館した阿南図書館は、本年度解体に向けた設計を行い、24〜25年度に解体工事を行う。跡地は施設周辺で近くに桑野川が流れていることから、河川を生かしたアクティビティー拠点、イベントや団体活動のできる場所として緑地広場などの整備を計画。26年度は業者や関係者のニーズ把握、物販・飲食店などの社会実験を行う。27年度に緑地広場として設計を行い、28年度にも整備する。
 商工業振興センター前用地は、駅を利用する人々の世代間交流機能を持たせた施設として整備する。27年度からケータリングサービスやマルシェなどを社会実験として誘致する計画。28年度から公共交通利用者のため待合スペースの整備や民間提案制度を活用してカフェなどを誘致していく。
提供:建通新聞社