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北陸工業新聞社
2023/08/08

【石川】安全安心、食育にも貢献へ/能美市給食センター起工式/来年9月に供用開始

 能美市が粟生町地内で計画する「学校給食センター建設」の安全祈願祭と起工式は7日、建設予定地で行われた。井出敏朗市長など関係者が出席し、安全施工を願うとともに着工を祝った。
 同センターの整備と運営にはPFI方式を採用。起工式の冒頭、事業主である能美スクールランチパートナーズの岩東光男代表取締役が「衛生管理を徹底し、安全安心でおいしい学校給食を提供するため、総力をあげて取り組んでいく」と式辞。引き続き、来賓の井出市長が施設の特徴を説明した上で「市内で初めてPFI方式を採用し、約15年間の管理運営をしてもらう。環境に優しく、食育にも貢献する給食センターとなることを期待する」とあいさつした。田中策次郎市議会議長の発声で乾杯した。
 安全祈願祭では、設計・監理を担う山岸建築設計事務所の山岸敬広代表取締役社長が鎌入れ、井出市長が鍬入れ、岩東代表取締役が鋤入れを行ったとともに、トーケンの伊野博俊代表取締役社長ら関係者が順次玉串をささげた。
 同センターの建設規模はS造2階建て延べ2276・45平方メートル。根上、寺井地区の小中学校に配送し、アレルギー対応食も調理する。供給能力は1日あたり最大3000食程度でスタート。築15年が経過した辰口地区の学校給食センター分(4校分)も将来的に統合する場合を考慮し、同4500食を提供できるようにする。
 建設場所は同市粟生町あ11番。JAグリーン能美の南側隣接地で、敷地面積は6004平方メートル。同センターは省エネルギーやライフサイクルコストといった長寿命化のほか、環境配慮面でも地元産材を使った木質バイオマスペレットのボイラーを活用するという。来年9月の供用開始を予定。
 スクールランチパートナーズは、ジーエスエフを代表企業とする。山岸建築設計事務所、トーケン、中東、アイホー、合人社計画研究所、AIHO北陸、秋田電気工事、八千代エンジニヤリングで構成。

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