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　千葉市は４日、「千葉マリンスタジアム建て替え・改修基本構想策定業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。履行期間は、契約締結日の翌日から２０２４年９月30日まで。委託限度額は４１９８万７０００円。基礎調査の結果を踏まえ、24年度にスタジアム整備のビジョン・コンセプト、「新スタジアムの建設」または「現スタジアムの改修」の方向性、施設規模・機能、事業費などの骨格となる基本構想を策定する。基本計画策定業務は、早ければ24年度に委託する。新スタジアムは、既存都市機能・地域資源とのシナジーを考慮し、複合施設化などを含め、まちづくりの視点で検討する。
　建て替えの場合の建設候補地は、現・マリンスタジアムの位置のほか、県立幕張海浜公園Ｂブロック、Ｆブロック、Ｇブロック、幕張メッセ駐車場東側、西側を検討し、３か所程度に絞る。
　また、スタジアムの屋根ドーム化については、プロバスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」の新アリーナ建設に伴う屋内球場の需要動向などを勘案し、検討する。
　業務内容は▽ビジョン・コンセプトの検討▽候補地の絞り込み▽先行事例調査▽民間事業者へのマーケットサウンディング▽スケジュールの整理▽周辺環境への影響整理▽構造・規模の検討▽事業費・経済波及効果・社会的効果の算出▽パブリックコメント・千葉ロッテマリーンズとの意見交換などの運営支援▽基本構想案の作成――など。
　プロポーザルの参加資格は、13年度から企画提案の参加申込日までに、国内におけるまちづくりと一体となったプロスポーツ興行での利用を想定したスタジアム・アリーナ等の改修、建て替え、新設に係る基本構想・基本計画策定等業務の履行実績などを有している単独企業または共同企業体。
　今後は、８日まで参加申し込みなどに関する質問書の提出を受け付け、９日までに回答。18日まで企画提案参加申込書などの提出を求め、22日に参加資格確認結果を通知。24日まで提案書に関する質問書の提出を受け付け、30日までに回答。９月４日まで企画提案書などの提出を求め、同月中旬のプレゼンテーション審査を経て、同月中旬〜下旬に優先交渉者を決定。10月上旬の契約締結を目指す。
　千葉マリンスタジアムは、美浜区美浜１の敷地面積８万１２０５・75�uに所在。建物はＳＲＣ造５階建て、延べ床面積４万６７１０・84�u、１９９０年２月22日の建築。収容人数は３万１１８人。塩害や老朽化等による建物、汚水管、配水管等の劣化、関係者駐車場の冠水などが課題となっている。