国土交通省岡山国道事務所は、一般国道2号「笠岡バイパス」整備事業の一環として、カブト南地区の第19と第20の改良工事を9月末までにそれぞれ発注する。一括審査方式の一般競争入札で、余裕期間設定工事となっている。
同工事は、道路改良に備えての地盤改良で、ICTの対象。工期は約12カ月間の見通し。工事規模はそれぞれ3億円以上4億5000万円未満。
笠岡バイパスは、笠岡市内の交通渋滞を緩和させることなどを目的に計画されている、笠岡市西大島新田から茂平に至る7・6`の道路。2025年度に暫定2車線での供用開始を目指している。
干拓地であるため整備には地盤改良なども必要となる難所が多い。側道部を活用し、延長3・3`区間で07年度から開通している。
全体事業費は460億円。23年度の事業費は55億2200万円で、このうち18億4066万円を岡山県が負担する。23年3月末現在の事業進捗率は約77%、用地進捗率は約100%となっている。
「
提供:建通新聞社」