岡崎市は、東岡崎駅周辺地区整備事業の「第2期整備」として、自由通路や橋上駅舎の建設に着手するため、名鉄との工事実施協定を締結した。12月ごろからの着手を予定している。
第2期整備では、新駅ビルの建設をはじめ交通広場の整備や駅西側での橋上駅舎の建設(2028年度の完成予定)、南北自由通路の設置などを計画している。
24年度から現在の駅ビル(岡ビル)の解体、27年度から新駅ビル(第1種市街地再開発事業}の建設工事に着手し、29年度に完成させるスケジュール。
新駅ビルについては、商業施設をはじめ駅への利便性を高めた事務所などからなる複合施設で、鉄骨造8階建て延べ約1万3000平方bの規模。併せて、待ち合わせなどに利用できる屋内広場や東西連絡通路なども一体で整備する。
この他、市の発注工事として、北口側に面している岡崎西尾線をまたぎ、新駅ビルの2階部分に接続する立体横断施設も建設する。幅員約5b、全長約18bで、エスカレーターやエレベーターも備える。9月ごろに予備検討業務を委託し、具体的な規模等を検討する。その後、詳細設計をまとめ、新駅ビル建設に合わせた工事の発注に備える。
また、北口側に面している岡崎西尾線で交差点改良や歩道拡幅を計画している。
提供:建通新聞社