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　徳島県南部総合県民局那賀・県土は、国道１９３号・１９５号の道路擁壁の老朽化に伴い、道路流出対策事業に着手する。長安口ダムから那賀町平谷地区に至る道路沿いの計５カ所で２０２４年度以降の対策工実施に向けて本年度、構造物設計・地質調査・測量設計を完了させる。
　那賀町平谷川ナ口で国道１９３号の道路擁壁の老朽化が著しいため、最優先で工事を行う計画。現在、地元協議を進めており、アンカー工による修繕工を予定している。工事は優先順位をつけて順次着手していく方針。その他の箇所の道路擁壁もアンカー工の他、杭打ち工、擁壁工など現場の適正を判断した上で工事を実施する。
　この他、長安口ダムから木沢地区に至る道路沿いにある発電施設（那賀町木頭内ノ瀬）周辺までを対象に、道路流出対策事業の拡大を計画しており、本年度に検討を進める。
　現在、構造物設計と地質調査業務をニタコンサルタント（徳島市）、測量設計業務を国土測量設計事務所（徳島市）で進めている。
提供：建通新聞社