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秋田建設工業新聞社
2023/08/03

【秋田】二ツ井今泉の延伸区間で道路予備設計/(仮)今泉IC〜蟹沢ICの1.4km

 東北地方整備局能代河川国道事務所は3日、二ツ井今泉道路事業に関し、翔鷹大橋の上流側に延伸する自動車専用道路の道路予備設計を公告、9月21日に開札する。設計を行うのは(仮)今泉IC〜蟹沢ICまでの1.42km。延伸区間では測量業務をウヌマ地域総研、地質調査を東邦技術で進めているほか、橋梁予備設計もまもなく公告する。

 二ツ井今泉道路は交通事故の減少、災害時における代替路の確保、救急医療支援等を目的とした高規格幹線道路ネットワークを形成する自動車専用道路。当初は、道の駅「ふたつい」近くの能代市二ツ井町小繋(仮・小繋IC)〜北秋田市今泉(仮・今泉IC)の延長4.5kmを整備し、(仮)今泉ICから蟹沢ICまでは現道(県道大館能代空港西線)を活用する計画だった。

 昨年度、現道活用区間内にある翔鷹大橋の一部が技術的に耐震補強の難しいエクストラドーズド橋のため、同橋の上流側に別線(蟹沢ICまでの延伸)で整備する方針を決定。開通時期も5年度から変更(時期未定)となっている。

 蟹沢ICまでの現道活用区間は西側に湾曲しており延長1.7kmだったが、延伸する区間は最短距離で新設するため、延長1.42kmとなる。延伸区間には国道7号との立体交差部、JR奥羽本線、米代川を渡る3カ所に橋梁を整備する予定で、これから公告する橋梁予備設計はJRの跨線橋を対象とする見通し。

提供/秋田建設工業新聞社