全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　国道４０９号道路整備促進期成同盟会の２０２３年度通常総会と県への要望活動が２日、千葉市内のホテルプラザ菜の花３階「菜の花」で行われた。要望活動では、会長の粕谷智浩・袖ケ浦市長が池口正晃・県県土整備部長に対し、一般国道４０９号における交差点改良およびバイパス化などの早期整備を盛り込んだ要望書を手交した。総会で池口部長は来賓あいさつに立ち、大網白里市における経田交差点付近の４車線化などの整備状況を説明。国道４０９号について「首都圏中央連絡自動車道を補完する道路かつ県内11市町を結び、沿線自治体における災害時の緊急輸送道路としての機能などを担う大変重要な道路」との認識を示し、「事業推進には、地元の協力が不可欠」と述べ、引き続きの支援と協力を求めた。
　要望内容は▽袖ケ浦市＝ＪＲ東横田駅付近の交差点改良、横田地先の市街地内における歩道整備▽茂原市＝上茂原交差点の改良および周辺への歩道整備▽大網白里市＝経田交差点付近における４車線化整備の継続▽八街市＝住野十字路の交差点改良（右折レーン設置）▽富里市・成田市＝富里インターチェンジ付近未整備箇所および並木交差点付近の４車線化。
　総会では、23年度事業計画など全議案が可決された。役員改選では、会長に粕谷市長を選任。前会長の鹿間陸郎・東金市長は冒頭、あいさつに立ち、国道４０９号の各交差点における慢性的な渋滞について言及し、「地域振興や経済発展に欠かせない重要な道路であるため、交差点改良およびバイパス化などの早期整備を県へ要望する」と意気込んだ。
　国道４０９号は、神奈川県川崎市を起点とし、木更津市、袖ケ浦市、市原市、長南町、長柄町、茂原市、大網白里市、東金市、八街市、富里市を経て、成田市を終点とする延長約１１０kmの道路。