美郷町福祉保健課は、旧六郷公民館跡地に建設する子ども子育て支援拠点の基本設計プロポーザルを公募した。新施設は木造平屋建て、床面積800u規模を想定。参加資格に地域要件はなく、参加申し込みを今月25日まで受け付ける。9月29日の企画提案書提出、10月6日のプレゼンテーション、ヒアリングを経て、同月11日に選考結果を通知する。上限額は550万円(税込)で、履行期限は6年3月29日。
参加要件は一級建築士事務所の単体または設計共同体(3者以下)で、類似した福祉施設(児童福祉施設、老人福祉施設、障害者福祉施設等)または教育施設(幼稚園等)の基本設計業務の請負・履行実績、積雪荷重が垂直積雪量2m以上における地域で建築設計業務の請負・履行実績など。
計画は、悪天候でも屋内で親子が遊べるアスレチック遊具や、障害を持つ子どももそうでない子どもも楽しく使えるインクルーシブ遊具を備えた支援拠点として整備するもの。建設地は同町六郷字安楽寺の旧六郷公民館跡地で、敷地面積は約1,350u。美郷町中央公園や中央体育館に隣接し、街の中央部に位置していることや、駐車スペースの確保が容易、学友館内にある図書館や乳幼児健診の実施場所と往来しやすい、屋外遊具を利用できる中央公園に近いことなどの理由から選定された。
施設面積約800uのうち、遊戯エリアに約450uを充てる。そのほか最低限備えるべき機能として子育て相談室や授乳室、おむつ交換専用スペース、スヌーズレンルーム、図書コーナーなどの専用コーナー、会議・研修などに使えるフレキシブルエリア、飲食スペース、自動販売機、子育て情報コーナーなどの共用エリア、事務室・機械室などの施設管理エリアを示した。また、遊具は定期的な入れ替えを予定しており、そのための収蔵スペースも必要としている。
今後は、来年度に実施設計を実施し、7年度で建築工事と遊具設置、外構まで行い、8年度のオープンを目指す。
提供/秋田建設工業新聞社