横浜市環境創造局は、(仮称)旧上瀬谷通信施設公園の整備で、コンストラクション・マネジメント(CM)と工事監督支援業務の委託先を選定するため、8月1日に公募型プロポーザルの手続きを開始した。10日まで参加意向申出書を受け付ける。概算業務額は6900万円(税込み)。市の公園整備でCMを導入するのは初めてという。
参加できるのは、市の有資格者名簿に「造園設計」と「建設コンサルタント等の業務」で登録する単体企業または分担履行方式によるJV。公園緑地工事の施工監理業務と造園や土木、建築工事などのCM業務の実績を求める。
9月5日まで提案書を受け付け、22日のヒアリングを経て、10月下旬にも委託先を選定する。履行期限は2024年3月29日。同業務は25年度まで毎年度継続して委託する見込みだ。概算予定総額は4億3400万円(税込み)。
CM業務では、全体施工計画の検討や全体会議の主催、工事中の全体施工管理、近隣説明の補助などを担う。
工事監督支援業務では、工事と設計図書との照合や設計変更の検討、最新図面の管理などを担当する。対象は、施工エリアが決まっていない工事も含め8件あり=表、今月から順次公告を開始する。工事費の合計は約35億円と試算している。
旧上瀬谷通信施設公園は面積約65fの広域公園。西地区と中央地区、東地区、北地区に分けて整備を進める計画で、本年度から1次整備工事に本格的に着手する。26年度までに整備を終える計画だ。公園の開園に先立ち、27年に開かれる国際園芸博覧会の会場として活用する。閉幕後に2次整備に着手し整備を終えた地区から順次開園して、43年度の全面供用開始を目指す。
所在地は瀬谷区瀬谷町7449ノ5。
提供:建通新聞社