京都市都市計画審議会が1日開かれ、京都橘大学地区地区計画の変更案を審議し、原案通り可決した。
京都橘大学は、学部・学科を新設(デジタルメディア系学科、ロボティクス系学科、臨床工学系学科等)する計画で、入学定員は1631人(令和5年度)から1871人(令和8年度)に増加する見通し。
大学関連施設が集積する同地区(山科区大宅山田、大宅奥山田及び大宅岩屋殿の各一部の市街化調整区域)において、新たな学科・研究科の設置に伴い、周辺の自然環境や居住環境と調和したキャンパスの拡充整備(新棟建設)を図るため、地区計画を変更する。
京都橘大学の都市計画提案の主な内容は、@十分な壁面後退と、緑化により自然景観や街路景観との調和に配慮A防災工事の完了に合わせて草地として保全することで周辺の自然景観との調和を図るB(名神高速道路沿いの)道路を拡幅(両方向通行)とすることで交通混雑を解消。
地区計画の面積は現行の約6・3fから約7・0fに変更する。南西側の新たに編入する区域に新棟を建設する。新棟は地下1階地上7階建、延約1万u(建築面積約1250u)で計画。新学部・学科のための校舎規模は@デジタルメディア計学科・コンピュータルーム等2070uAロボティクス系学科・CAD製図室等1920uB臨床工学系学科・臨床工学実習室等910uC授業運営に必要な普通教室1800uDその他施設3100u。なお新棟計画地は、駐輪場として利用していた土地及び新たに取得した土地。
南西側の新たに編入する区域は「通路沿いに新たに緑地を整備(約90u)」「新たに壁面位置の制限を追加(通路界から10m)」を行う。
東側の新たに編入する区域は「新たに樹林地又は草地として保全する区域を追加」「新たに道路を拡幅(幅員2・5m、延長約50m)」を行う。