富山県土木部は、富山海岸海岸総合交付金について、残事業費35億5200万円を投じ、2024年度以降に副離岸堤や養浜工を継続して推進する。
全体計画は、富山市海岸通〜浜黒崎の延長約4491メートルで、緩傾斜護岸3823メートル、離岸堤30基(2737メートル)、副離岸堤7基(590メートル)、人工リーフ4基、養浜9万2000立方メートル。富山湾特有の寄り回り波や冬季波浪により海岸の侵食が著しいため、侵食防止や背後地への越波防止、景観の向上などを図る。総事業費は138億5000万円。
1966年度に事業着手し、今年度は1億5000万円をかけて副離岸堤ブロックの製作据付工などを進める。進捗率については、事業費ベースで74・4%。24年度以降に残事業の副離岸堤5基、養浜工8万7200立方メートル、測量試験一式に取り組む。
31年度の全体完成を予定している。