信濃川・中ノ口川治水事業促進期成同盟会の滝沢亮会長(三条市長)は、北陸地方整備局と新潟県に対して、2024年度治水関係予算の充実および一層の事業推進などを要望する。
04年7・13水害、11年7月の新潟・福島豪雨、19年7月の西日本豪雨や東日本台風(台風19)号などによる甚大な被害などに触れるとともに、河川流下能力の増大、さらなる堤防の質的強化を図り災害に強い河川づくりを進める必要性に言及。河川管理者のみならず流域のあらゆる関係者が協働し、流域全体で水害を軽減させる流域治水の考え方に基づく、ハード・ソフト一体となった事前防災対策の加速化を求めている。
主な要望は次の通り。
▽大河津分水路改修等の推進(直轄事業)
▽信濃川の流下能力向上の推進(河道掘削、もぐり橋解消)(直轄事業)
▽刈谷田川合流点上流部の築堤の早期完成(西野地区築堤)(直轄事業)
▽中ノ口川堤防および護岸工事の推進
▽やすらぎ堤の整備の推進(直轄事業)
▽新潟海岸(金衛町工区)の侵食対策の推進(直轄事業)
▽中ノ口川の水系一貫となった治水対策の推進
▽治水事業の強力な推進
▽海岸事業の強力な推進
▽地方整備局および事務所等の出先機関の存続・体制確保