和気町は、佐伯中学校の大規模改造工事の実施設計を早ければ8月上旬に指名競争入札で委託する予定。納期は2024年2月末まで。実施設計と太陽光設備の導入に向けた調査の委託費として、23年度当初予算に500万円を手当てしている。
工事は建築と設備を一括で、早ければ24年5月中旬に指名競争入札で発注する予定。夏休みに合わせて7月ごろから着工する。工期は1年間で、25年3月の完成を目指す。
改修対象の施設は、佐伯中学校(和気郡和気町矢田223)の鉄筋コンクリート造3階建て延べ3356平方bの校舎棟と、同延べ2447平方bの体育館。LED照明の更新、運動場から保健室へ直接出入りできるようにするための吐き出し口の拡張や、足が不自由な人のためのスロープ設置などの一部バリアフリー化、空調整備の他、安全性確保のための建築基準法第12条に基づく点検で必要に応じて部分改修などを実施する。
同中学校での大規模改造は建設後初めて。21年3月に策定された和気町学校施設長寿命化計画に基づいて、施設の長寿命化を図るための外部の予防改修工事を23年度から施工中。24年度からの大規模改造工事では内部の改修を行う。文部科学省の学校施設環境改善交付金を活用する。
「
提供:建通新聞社」