公益社団法人新潟県建築士会(田中隆司会長)は27日、新潟市中央区の新潟東映ホテルで、多くの来賓や県内各支部の会員ら約120人が参加のもと、創立70周年記念式典を挙行した。
開会に先立ち、田中会長が会員数減少や高齢化の進展など建築士会が抱える喫緊の課題を挙げ「今後80周年、100周年と続いていくには若い方に入会して頂きたい。そのためにも存在感を高めて居心地の良い組織にしなければならない」と決意を新たにした。
引き続き、功労者表彰・永年会員表彰、退職職員感謝状贈呈、新潟建築賞入賞者表彰、関ブロ優良建築物会員作品表彰が行われ、田中会長が受賞者に表彰状を授与し功績をたたえた。
来賓として出席した石塚元県土木部都市局建築住宅課長(知事代理)、上村洋新潟市建築部長(市長代理)、公益社団法人日本建築士会連合会の近角眞一会長、一般社団法人新潟県建築士事務所協会の本間裕之会長が祝辞を述べた。
また、近角会長が講師となり「時代の変化に負けない建築(求道学舎とNEXT21)」を演題に講演。近角会長は東京にある求道会館・求道学舎、NEXT21のリノベーション事例を紹介したほか、求道会館復原工事の概要を説明した。
その後、祝賀会が開催され、参加者は親睦を深めていた。