建通新聞社
2023/07/27
【大阪】大阪工業大学と近畿建設協会 連携協定を締結
大阪工業大学工学部(都市デザイン工学科)と近畿建設協会は7月25日、同大学大宮キャンパスで連携協力に関する協定締結の調印式を行った。地域社会の発展と人材育成に寄与することを目的とし、@インターンシップや現場見学などを通じた人材育成への支援Aインフラに関する調査研究および事業の技術相談・支援B事業・業務に対する相互支援―について連携協力する。
締結に当たって森實俊充大阪工業大学工学部長は、「インターンシップを含め学生の教育に大いに協力していただけると聞いている。本学の教員は非常に優秀なので、教員が持っている情報や技術を惜しみなく提供して、地域発展の礎となるような大学にしていきたい」とあいさつ。現場見学の充実による学生のモチベーションの向上に期待する他、同協会の研修会に講師として教員を派遣する計画だ。10月には、奈良県南部で国内研修旅行の一環として現場見学を計画している。森實工学部長は、「学生には本物を見て迫力を感じてほしい」と話した。
近畿建設協会の谷本光司理事長は、「大学と社団法人で立場は異なるが、情報や技術を共有する目的や手段はたくさん持っている。これまでも個別に連携してきたが、より強固なものにすることで両者の風通しが良くなるだろう」と述べ、今まで以上に幅広い分野での協力と良好な関係の継続に意欲を見せた。
近畿建設協会は、調査研究・研究助成事業として、大学や高等専門学校への助成を行っている他、建設技術展の開催を通じて、学生や企業の技術研究をサポートしている。今回の連携協定により、学生が新たな技術に触れる機会の充実、共同研究の実現などを見込む。