横浜市建築保全公社は、2022年度に発注した建築工事について入札の執行状況をまとめた。条件付き一般競争入札の執行状況は、21年度と比較して、発注件数は19件増の166件、このうち不調となったのは2件、中止は5件だった。応札業者数は97者減の2588者だった。
ランク別発注件数は、166件中Aランクが29件で全体の18%、ABランクが65件で39%、BCランクが最も多い72件で43%を占める。
ランク別の発注金額(予定価格ベース)では、Aランクが28億6998万円(前年度比8億8141万円増)で全体の44%を占め、ABランクは26億1698万円(前年度比4億9752万円減)で41%、BCランクは9億6916万円(前年度比1億1855万6000円増)で15%となる。発注金額の合計は64億5612万円(前年度比5億244万6000円増)だった。ランク別の受注数は、Aランクが29件、Bランクが106件、Cランクが24件だった。
発注した166件のうち、事後公表は21件(前年度比8件増)、事前公表は145件(前年度比11件増)。このうち、不調件数はそれぞれ1件ずつあった。1案件当たりの応札者の平均は、事後公表では19者、事前公表では15者。全体平均では16者となった。
平均落札率は、事後公表では93・9%、事前公表では92・4%、全体の平均落札率は92・6%。最高落札率は、事後公表が94・3%、事前公表が93・7%となっている。
優良工事施工業者に対するインセンティブ発注の執行状況は、事後公表が3件、事前公表が16件。不調が事後公表で1件のみあった。1案件当たりの応札者数は、事後公表・事前公表ともに20者だった。平均落札率は、事後公表では93・8%、事前公表は92・6%。発注は4〜10月に実施した。
提供:建通新聞社