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　新潟市は、簡易公募型プロポーザル方式で選定を進めていた「巻斎場整備基本設計業務委託」について、基設計を最優秀提案者に選定した。
　老朽化した巻斎場（西蒲区和納５７７０）を更新整備し、増加が予想される火葬需要への対応と市民サービス向上を図る。業務内容は基本設計、透視図作成、住民説明等に必要な資料の作成（法令等に基づくものを除く）、工事費概算書の作成。履行期間は２０２４年３月１５日まで。
　２４日に選定委員会（委員長・真田裕子保健衛生部次長）で審査を行った。評価項目および配点は▽事務所の能力２０点▽設計チームの能力９０点▽業務実施方針および手法８０点▽課題に対する提案２４０点▽取組意欲１２０点―の計５５０点。技術提案課題は「斎場として適切な施設計画について」と「施設特性を踏まえた木材の合理的活用方法について」の２項目。基設計は総合評価得点４００点を獲得し、地域木材の利用など意欲的な提案などが評価された。優秀者は新潟市建築設計協同組合だった。
　西蒲区和納地内の敷地５９５８平方メートルに、延べ１２００平方メートル程度で更新整備する。内部は車寄・エントランス等１５０平方メートル、火葬儀式関係諸室１９５平方メートル、事務関係諸室６５平方メートル、待合関係諸室３４５平方メートル、火葬炉・機械関係諸室４４５平方メートルを想定。２４年度の実施設計、工事は２５年度から２７年度を予定する。工事費全体予定額が８億３０００万円（消費税相当額含む）。
　なお、火葬炉整備は公募型プロポーザルで富士建設工業を最優秀提案者に特定している。