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北陸工業新聞社
2023/07/27

【石川】大型車両アクセスに課題/県消防学校・総合防災拠点/構想策定委/予定地から津幡BP加賀方面へ

 金沢市二日市町地内の県有地での建設が決まっている石川県の消防学校を核とした総合的防災拠点基本構想策定委員会(委員長・室崎益輝神戸大学名誉教授)の第1回会合が26日、県庁内で開かれ、事務局から整備予定地の概要などが示された。この中で大型車両が整備予定地から津幡バイパスの加賀方向へ入る場合、現状のままでは敷地北部を大きく迂回する必要がある、といった課題が報告された。
 それによると、整備予定地は国道159号(8号)津幡バイパス二日市インターチェンジ西側に隣接する敷地29万1416平方メートル。現状は市街化調整区域、農地、農用地区域、金沢市照明環境形成地域となっており、今後、関係機関との協議が必要とした。
 予定地の北寄りを北東方面から南西方面に送電線が横断しており、送電線を中心とした40メートル幅の土地での建築物高さは9・05メートル(2階建て相当)に制限されるという。
 アクセス面では大型車両が整備予定地から加賀方面へ向かう場合、アンダーパス(二日市IC金沢市街地方面導入路)の高さ制限の関係から敷地北部を大きく迂回して今町交差点を経て加賀方面へ進入するルートになるといい、今後の課題となりそうだ。
 同基本構想策定委員会は、前年度の県消防学校機能強化検討会による知事への答申及び整備予定地決定を踏まえて設置された。県では基本構想策定を経て来年度から2カ年で設計に入るスケジュールだ。

hokuriku