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建設経済新聞社
2023/07/27

【京都】京都南ジャンクション事業関連 京都府土地開発公社が予備調査

 西日本高速道路梶iNEXCO西日本)が計画する(仮称)京都南ジャンクション事業に関連して、京都府土地開発公社は予備調査に着手する。
 京都南ジャンクション事業は、高速道路を立体交差させるジャンクションを設置することで、名神高速道路と第二京阪道路を接続することにより、自動車専用道路網を強化するもの。
 京都市中心部から大阪・滋賀方面へのアクセスの向上を図り、利用者の利便性を向上させるとともに、京都都市圏と大阪都市圏の経路を増やし、災害時などの安心・安全に寄与し、また名神と第二京阪が直接つながることで、高速利用の車が一般道を経由せずに行き来できることから、国道1号など京都南インターチェンジ(IC)周辺道路の混雑緩和も図る。
 名神京都南IC付近に立体交差のための構造物、第二京阪道路沿いに立体交差のための構造物及び料金所を設置する。
 幅員は、第二京阪沿いの料金・発券ブースのある箇所で、レーン3500×2、料金ブース2700×2のW12400(W12・4m)、レーン3500×2、発券ブース2200×2のW11400(W11・4m)、名神高速道路側道付近で3500、1000、1500のW6000(W6m)+3500、1000、1500のW6000(W6m)として計画。令和10年度の完成を目指す。
 NEXCO西日本が発注した主な関連業務は、平成29年6月開札の名神高速道路京都南ジャンクション道路計画検討業務(NEXCO西日本コンサルタンツ)、令和3年6月開札の名神高速道路京都南ジャンクション路線測量業務(日照技術コンサルタント)、令和3年9月開札の第二京阪道路京都南ジャンクション路線測量業務(復建調査設計)、令和3年10月開札の第二京阪道路京都南ジャンクション第一次土質調査業務(アサノ大成基礎エンジニアリング)、令和3年11月開札の第二京阪道路京都南ジャンクション地形測量業務(アジア航測)、令和3年12月開札の第二京阪道路京都南ジャンクション協議用図面作成業務(中日本建設コンサルタント)、令和4年3月開札の第二京阪道路京都南ジャンクション橋梁計画設計業務(ニュージェック)。
 また7月公表の令和5年度発注見通しでは3件の業務を予定。第二京阪道路京都南ジャンクション西地区構造物基礎調査業務を第2四半期に公告、第3四半期に入札する予定。工期は11ヵ月。
 第二京阪道路京都南ジャンクション中地区構造物基礎調査業務、第二京阪道路京都南ジャンクション北地区構造物基礎調査業務をそれぞれを第3四半期に公告、第4四半期に入札する予定。それぞれ工期は11ヵ月。
 公有地先行取得事業・受託事業を行っている京都府土地開発公社は、NEXCO西日本から新名神高速道路、京都縦貫自動車道料金所、国道1号京都南ジャンクションの3事業の関連業務を受託しており、このほど一般国道1号(油小路線)(京都南JCT)予備調査業務を指名競争入札で通知した。
 8月2日に開札し、担当業者を決める。主な業務は、現地踏査、関係資料収集、建物調査等。工期は令和7年3月31日まで。業務場所は京都市伏見区竹田。