東北地方整備局秋田河川国道事務所は、国道7号遊佐象潟道路の整備に関し、象潟IC寄りに架設する奈曽川橋(L225m、W12m、鋼4径間連続箱桁橋、にかほ市象潟町関字小川原〜関字舛川戸)の床版工を公告した。9月11日に開札し、6年7月30日の工期で実施する。道路改良では今月中にヲフキ地区、川袋大田地区、大砂川釜道の各地区を公告するほか、8月第1週には観音森こ道橋の下部工工事も公告する予定。
今後、公告する工事のうち、ヲフキ地区と川袋大田地区の道路改良では川袋小川橋の前後で盛土と切土を行う。大砂川釜道地区では、川袋小川橋の終点側土工と川袋川橋起点側のカルバート工を実施する。また、観音森こ道橋は山形県側に架設する橋長72m、幅員12mの鋼箱桁橋で、今回の工事は下部工2基。
9月以降は、本局から川袋川橋上部工(概算6億9,000万円〜15億円)、大砂川こ道橋上部工(同)をWTOで公告。また、栗目木古名坂地区橋梁床版(概算1〜2億円)を11月頃、栗剥山地区橋梁床版(同)を12月頃に事務所から公告する予定。
このうち川袋川橋は橋長146m、幅員12mのPC2径間連続ラーメン箱桁橋、大砂川こ道橋は橋長85m、幅員12mのPC2径間単純ポストテンション方式連結T桁橋。栗目木沢橋では、下り線の栗目木古名坂地区と上り線の栗目木栗剥山地区の床版工を行う。
遊佐象潟道路は、山形県飽海郡遊佐町北目〜にかほ市象潟町小滝に至る17,900mの自動車専用道路。秋田河川国道事務所では山形県境〜象潟ICまでの延長約9,900m(2車線)で整備を進めている。このうち小砂川IC(仮称)〜象潟ICの延長7,300mは、7年度の開通を予定している。
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秋田建設工業新聞社