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　鹿児島市は25日、多機能複合型スタジアム整備の実現可能性を探るため同市国際交流センターで第１回の検討協議会を開いた。候補地に検討する北ふ頭での配置イメージ図を明らかにしたほか、建設に当たって取り巻く課題を整理。「港湾計画とのすり合わせ」や「埋立地を踏まえた地盤調査」など専門的な意見も挙がった。
　公表した配置イメージ図は、協議の参考にたたき台として作成。かごしま水族館の東側にある３万３０００�uほどの用地が対象で需要予測等調査と同規模のスタジアム（客席１万６０００席）を設置している。１号・２号上屋と旅客ターミナルなどの敷地を活用しており、これら施設の除却・移転等が求められる。
　検討協議会では、下鶴隆央市長の挨拶や県立短期大学の與儀幸朝教授の会長選出を経て意見交換等を実施。第一工科大学の堀口譲司教授は、北ふ頭での整備に当たって「建設後の交通量」や「景観との融合性」など調査を求め、市は「予算の兼ね合いで全てできるわけではないが、可能な限り情報を集めたい」とした。着手時期は未定。