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　東近江市が、市議会6月定例会の議決を経て「奥永源寺辺地に係る公共的施設の総合整備計画」を更新した。
　計画期間は、2023年度（令和5年度）から27年度（令和9年度）までの5年間。
　奥永源寺辺地を構成するのは、蓼畑町、杠葉尾町、黄和田町、政所町、箕川町、蛭畑町、君ヶ畑町。

　整備計画の内容は、次の通り。

▼〔防災設備整備事業〕消防水利が充足していない本地域での防災機能の強化を図るための耐震性防火水槽及び消火栓の整備（事業主体＝市）（事業費＝2800万円）
▼〔林道（御池線、杠葉尾線、茨川線及び瀬川線）改良事業〕林産物の搬出や資材運送の円滑化を図るとともに、地域住民の通行車両の安全を確保するための整備（事業主体＝市）（事業費＝1億2902万円）
▼〔市道新設改良事業〕本地域の市道（蛭谷君ヶ畑線、箕川蛭谷線、箕川百済寺線、政所川西線、政所杠葉尾線及び蓼畑杠葉尾線）について、地域住民の通行車両の安全を確保するため施設の保全や必要な改良等を行なう（事業主体＝市）（事業費＝5億3730万円）
▼〔奥永源寺地域振興拠点施設等整備事業〕地域住民の生活環境の維持・改善及び生活の利便性向上並びに地域資源を活用した観光振興を図るため、道の駅の機能拡張に伴う施設の整備、観光トイレの整備及び登山者のための登山道、駐車場、休憩施設等の登山環境の整備（事業主体＝市）（事業費＝6億2300万円）
▼〔地場産業振興施設整備事業〕政所茶の生産維持及び品質確保を図り、地場産業の振興につなげるため、グリーン近江農業協同組合の茶加工施設の更新等にかかる支援（事業主体＝グリーン近江農業協同組合）（事業費＝8000万円）
▼〔除雪対策事業〕冬季は降雪が多く高齢者世帯の多い本地域で、除雪作業の迅速化と効率化図り、安心・安全な生活環境を確保するため除雪機を配備する（事業主体＝市）（事業費＝3300万円）

※辺地公共的施設総合整備計画＝辺地を包括する市町村において、辺地とその他の地域における住民の生活文化水準の著しい格差の是正を図るため、当該辺地に係る公共的施設の整備を促進するための計画。計画に基づく事業については、辺地対策事業債により財政上の支援を受けることができる。

提供：滋賀産業新聞