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　川崎市は、津田山保育園を「（仮称）高津区保育・子育て総合支援センター」として建て替えるに当たり、２回目のサウンディング調査を実施する。従来検討していたＰＦＩ方式による４階や５階に子育て関連施設を設置する事業手法は、１回目のサウンディング調査を踏まえて採算性などの問題から難しいと判断。３階建ての園舎に市営の保育園と子育て支援センターを整備する計画を示した上で、改めて整備手法などについて民間事業者の意見を募集する。
　サウンディング調査の参加を８月８日まで受け付け、８月21日から25日に個別対話を実施。実施結果の公表は９月８日を想定している。この他、８月３日に希望者を対象に開催する現地見学会の申し込みを７月31日まで受け付けている。
　（仮称）高津区保育・子育て総合支援センターの規模は延べ約１８５０平方�bを計画。１階（約６３０平方�b）と２階（約６７０平方�b）に津田山保育園、３階（約５５０平方�b）に地域子育て支援センターを配置する。構造は１階は鉄筋コンクリート造、２階と３階は木造を想定している。この他、約３７０平方�bの園庭も整備する。
　保育園、子育て支援センターはいずれも市が運営する。整備に当たっては設計と施工、維持管理を一括して民間事業者に委託するか、または従来通り分離して発注するかなど事業手法を検討していく。
　サウンディング調査では▽ＤＢＯ方式やＢＴＯ方式に準じた整備手法▽発注方式▽設計・施工・維持管理の分離または一括発注▽本体工事・解体工事の分離または一括発注▽計画建築物の構造や計画▽事業費の比較▽事業期間の設定と維持管理費―について提案を求める。
　設計・施工を一括して発注した場合は24年４月に総合評価一般競争入札を公告し、24年冬ごろから25年度末までに設計、25年春ごろから27年春ごろまでに既存施設の解体と新園舎の工事を進める。27年夏ごろの運営開始を目指す。
　津田山保育園の所在地は高津区下作延５ノ１ノ10。

提供：建通新聞社