建通新聞社
2023/07/24
【大阪】大阪市 鶴見緑地国際庭園の改修事業進む
2025年大阪・関西万博の開催を控える大阪市では、メモリアル事業の一環として「国際花と緑の博覧会」開催から30年以上がたつ鶴見緑地の国際庭園の改修事業を進めている。特色ある庭園をさらに際立たせるための植栽工や、老朽化した休憩施設などの改修・撤去を行っており、撤去後の施設跡地は、イベントなどの取り組みに利用できるオープンなフィールドづくりに活用する予定だ。
国際庭園は鶴見緑地の北側「山のエリア」内に位置し、世界各国と国際機関が展示した合わせて60の庭園(1区画当たり300〜2000平方b)がある。全ての庭園での改修を目指しており、22年度に16庭園の改修設計が完了、23年度は37〜38庭園の改修設計に取り組む。改修設計が完了した庭園から順番に着工する予定で、パキスタン、ネパール、ユニオン・スクエアガーデンはすでに工事が完了している。
21年度に行った鶴見緑地国際庭園改修基本計画策定業務はキタイ設計(滋賀県近江八幡市)、22年度鶴見緑地国際庭園改修工事に伴う設計業務は修成建設コンサルタント(大阪市北区)が担当。23年度同設計業務の入札は地球号(大阪市中央区)が最低札を入れている。改修に向けた実施設計と設計協議、報告書などの作成を行う。履行期間は24年2月15日まで。