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　県産業集積課は、再エネ工業団地として整備する下新城地区工業団地整備の基本設計を復建技術コンサルタントに委託した。整地、団地内道路、緑地・公園、雨水排水設備などの位置の検討や、必要面積の積算を年度内にまとめる。年度末には詳細設計を委託し、７年度から第一期造成の着工を目指す。また、同団地内で計画されている電力供給事業に向けては、県クリーンエネルギー産業振興課が電力安定供給体制構築に向けた調査等業務を日立パワーソリューションズに委託し進めている。

　同団地は本県で本格化している洋上風力発電事業を中心に、国内有数の再生可能エネルギーを活用した産業の誘致・拡大を図るもので、電力は風力や洋上風力などの本県産再生可能エネルギーですべてをまかなう「再エネ工業団地」として整備する。面積は約40ｈａで、第一期として北側約10〜15ｈａ、第二期として南側約20〜25ｈａを分譲する方針。第一期は８年度、第二期は10年度の分譲開始を目指している。整備値は秋田市下新城の県立大学秋田キャンパス南側。

　また、工業団地内での自立した電力供給事業も計画されており、県が策定した「秋田県の豊富な再エネポテンシャルを活かした再エネ工業団地での電力供給事業マスタープラン」で課題として挙げている電力の確保や電力マネジメント、電力供給事業などについて、調査および整備に向けた条件整理などを進めている。供給開始は10年度頃を予定している。

提供：秋田建設工業新聞社