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建設経済新聞社
2023/07/24

【京都】西京極総合運動公園と西院公園 改修と管理・運営に民活導入検討 事業スキームなどで市場調査

 京都市は、右京区の西京極総合運動公園と西院公園について、施設改修と一体的な管理・運営に民間活力の導入を検討。望ましい事業スキーム等について民間事業者から提案を募るサウンディング型市場調査を実施する。
 市は、平成25年に京都市体育館の大規模改修工事を実施し、令和2年にはたけびしスタジアム京都で日本陸上競技連盟が定める規定に基づく第一種公認継続のための工事を行う等、順次対応を図っているが、引き続き、京都アクアリーナ及びわかさスタジアム京都等の改修を進めていく必要がある。
 そうした中、両公園の施設改修と一体的な管理・運営に一層の民間活力導入を図り、市の負担を抑えつつ、運動公園としての機能維持・向上、さらには地域活性化に資する新たな魅力向上や活用を図るための事業スキーム(PFI方式、Park−PFI、DBO方式等想定)の導入を検討している。
 文化市民局は21日、西京極総合運動公園等の魅力向上や賑わい創出に係る民間活力導入に向けたサウンディング調査の実施要領を公表した。
 サウンディング調査項目は、▽調査への参加理由▽対象地及び周辺地域のポテンシャル▽関連実績等▽事業における望ましい業務範囲▽対象施設における多面的な利活用▽事業における望ましい事業スキーム・事業条件▽その他、事業への要望・アイデア等。
 サウンディング調査にあたっては、今回の件の調査業務の受託事業者の日本総合研究所と共同で実施する。
 サウンディング調査の対象者は、事業への参画に関心のある法人又は法人のグループ(個人は対象外)。調査票の受付は9月7日まで。
 現地説明会は、第1回を8月7日午前、第2回を同日午後に開く(要申込み)。
 事業対象地は、@西京極総合運動公園(京都市右京区西京極新明町29他、公簿面積は約18万1000u、用途地域は第二種住居地域、主な施設は陸上競技場兼球技場(たけびしスタジアム京都)、補助競技場(東寺ハウジングフィールド西京極)、野球場(わかさスタジアム京都)、京都アクアリーナ)、A京都市体育館・市民スポーツ会館(京都市右京区西京極新明町1他、公簿面積約1万3085u、用途地域は近隣商業地域(2151・91u)及び第二種住居地域(1万0933・75u))、B西院公園(京都市右京区西院安塚町39、公簿面積約1万7350u、用途地域は工業地域、主な施設はテニスコート(砂入り人工芝16面、夜間照明有)、クラブハウス、更衣室、壁打ちコート(夜間照明無し、無料))。
 今回の事業の事業範囲とする再整備内容のうち、劣化対策やバリアフリー環境向上等、施設運営上の支障解消を目的とし、長期運営するにあたって最低限改修すべきものは別表の通り。
 サウンディング調査の実施結果は、令和5年度中に概要を公表する予定。
 担当は京都市文化市民局市民スポーツ振興室西京極サウンディング担当(рO75−222−3135)。