建設新聞社
2023/07/24
【東北・青森】風間浦村が役場庁舎、消防庁舎移転の実施設計委託
風間浦村は、役場庁舎と消防庁舎の移転整備を計画しており、それぞれの実施設計の委託先選定へ入札した結果、役場庁舎が1落の3200万円で石川設計(十和田市)、消防庁舎が1落の3750万円でアール・エー・ビー開発(青森市)にそれぞれ決定した。予定価格は役場庁舎が6746万円、消防庁舎が4024万円、2件とも履行期限は2024年3月25日まで。
2件の入札者は、石川設計、松野総合建築事務所、津内口設計、キャデック、川島隆太郎建築事務所、杜設計事務所、中嶋五郎設計事務所、青建設計、アール・エー・ビー開発。
これは、同村易国間大川目地区にある役場庁舎(1936年建設)、消防署庁舎(73年建設)、中央公民館(70年建設)の3施設の老朽化が進行しているほか、県作成の津波浸水予測図で浸水エリアに含まれており、老朽化対策や災害時における防災拠点、避難場所の確保などの観点から移転整備を立案したもの。
計画では、風間浦小中学校近隣の高台地区にあたる同村易国間古野地区約2万6000平方bに、S造2階建て、延べ2342・19平方bの役場庁舎(公民館機能併設)、S造2階建て、延べ685平方bの車庫兼書庫、S造2階建て、延べ568平方bの防災備蓄倉庫を建設する。また、庁舎北側にS造2階建て、延べ935・72平方bの消防庁舎、W造平屋建て、延べ162・3平方bの防災倉庫、ヘリポートとしても使用可能な多目的スペースを整備する。
今後、本年度で実施設計を完了、2024年度の着工、25年度内の完成を目指す。
提供:建設新聞社