高規格道路「茂原・一宮・大原道路」「鴨川・大原道路」建設促進期成同盟会の設立総会が20日、茂原市役所1階市民室で開催された。主催者あいさつに立った太田洋・いすみ市長は、地域高規格道路「茂原・一宮・大原道路」と「鴨川・大原道路」について「外房地域の発展に欠かせない重要な道路」との見解を示し、「沿線市で一致団結し、県などに強い働き掛けを行い、茂原・一宮・大原道路の早期整備と鴨川・大原道路の調査区間への格上げを目指す」と決意表明した。
期成同盟会の構成団体は、茂原市、いすみ市、勝浦市、鴨川市、一宮町、睦沢町、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、長生村。
来賓の池口正晃・県県土整備部長は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)から続く長生グリーンラインの整備状況について説明。期成同盟会の設立に喜びを表し、「圏央道から外房地域への経済波及効果が期待できる」との見解を示した。
そのほか、自由民主党千葉県議会議員会の酒井茂英県議、小高伸太県議、木下敬二県議が祝辞を述べた。
議事では、設立決議・規約案、役員選出、2023年度事業計画案・予算案など全議案が可決された。
役員には、会長に太田市長、副会長に田中憲一・睦沢町長と長谷川孝夫・鴨川市長、理事に田中豊彦・茂原市長、小陽一・長生村長、石井和芳・白子町長、月岡清孝・長柄町長、平野貞夫・長南町長、平林昇・大多喜町長、馬淵昌也・一宮町長、照川由美子・勝浦市長、石田義廣・御宿町長を選任。
地域高規格道路「茂原・一宮・大原道路」は、長南町千田地先からいすみ市までを結ぶ計画で、1999年12月に長南町千田地先〜茂原市三ケ谷の約7・2qが整備区間に指定され、事業着手。2013年4月には、長南町の千田地先から千手堂地先(茂原長南インターチェンジ)までの約0・7qを供用開始した。さらに、長南町の千手堂地先から坂本地先(町道利根里線)までの1・5q区間を20年5月に開通。長南町坂本地先から茂原市台田地先(県道茂原大多喜線)までの約2・5qについて、年度内の供用開始を目指している。
地域高規格道路「鴨川・大原道路」は、国道297号・465号・128号の災害時代替路線として、いすみ市から鴨川市までを結ぶ延長約40kmで計画されている。