日本工業経済新聞社(群馬)
2023/07/21
【群馬】吾妻東バイパスで工事発注
県上信自動車道建設事務所は本年度、吾妻東バイパスで7件の工事発注を計画している。月内に発注を予定しているのは厚田地区と岩井地区での道路改良工事と(仮称)深沢川橋梁下部工の計3件で、いずれも一般競争入札で公告する。また、橋長157mの(仮称)植栗・中之条IC橋でP1橋脚の工事発注も予定。年明け1月にも一般競争入札を計画している。残る3件はいずれも函渠工となり、9月と11月、1月の公告を見込んでいる。
厚田地区の道路改良は309・4mで約2万7000立方mが対象。盛土が安定するよう、法尻の地盤で中層混合工(スラリー撹拌)を実施する。設計は八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が担当した。
岩井地区は1439・5m、約1万9000立方mが対象。法尻部の地盤で中層混合工(柱状混合)を実施する。設計は日本工営(東京都千代田区)が行った。
深沢川橋梁は延長36m、幅員11・4mのPC単純コンポ桁橋。今回工事を発注するA2橋台は直接基礎の逆T式橋台で、コンクリートボリュームは661・7立方mとなる。設計はエイト日本技術開発(岡山県岡山市)が作成した。
1月の公告を予定している植栗・中之条IC橋は橋長157m、幅員11・39〜26・4mのPC5径間連続中空床版橋のP1橋脚。本線部分のP1橋脚に加え、オフランプ部分のBP1、オンランプのCP1を一括して発注する予定。各橋脚の規模は、P1はH16・8m、V665・1mで場所打ち杭がφ1・5m×L7・5〜12mを12本打設する。BP1がH15・4m、V405・6立方m。場所打ち杭はφ1・5m×L10mのものを9本打設する。CP1はH13・5m、V250・5立方m。場所打ち杭はφ1・5m×L11mが9本となる。設計は大日本ダイヤコンサルタント(東京都千代田区)が作成した。
残る工事はいずれも函渠工で、9月に植栗1号函渠と同2号函渠を一括した工事を発注。2基ともに町道の付け替え路線となる。1号函渠はH5・2m×W4・6m×L17・6m、V281立方m。2号管渠はH5・8m×W5・1m×L21・8m、V368立方m。設計は大日本ダイヤコンサルタントが担当している。
11月に公告する川戸2号函渠は、H6・1m×W11・1m×L5・6m、V427・8立方m。本線をボックス化してその上を町道が通るものとなる。設計は技研コンサル(前橋市)が実施した。
1月に発注するのは岩井の2号・3号・4号函渠。一括して公告する。各函渠の規模は◇2号=H5・2m×W4・6m×L19・2m、V311立方m◇3号=H5・7m×W5・0m×L18・8m、V475立方m◇4号=H6・1m×W5・5m×L22・2m、V475立方m−。設計は大日本ダイヤコンサルタントが行った。