高知県安芸土木事務所は、国道493号北川道路1工区の整備に向け、上長沢山橋と、上長沢橋(ともに仮称)の予備設計に着手した。いずれも第一コンサルタンツ(高知市)が担当し、11月ごろまでの履行期間で内容をまとめる。早期の工事着手を目指し、同業務の完了後に用地調査や詳細設計などを進めていく。
同橋は平鍋ダムの南西に位置する北川村小島地内で隣接して架設される。概略設計の段階では、終点側の上長沢橋が橋長62b、全幅8b、起点側の上長沢山橋が橋長88b、全幅8bとなっている。いずれも2径間連続非合成I桁橋を想定しているが、今回進める予備設計の中で橋梁形式の選定や橋台の設置箇所などの詳細な内容を詰めていく。
北川道路1工区は、21年度に事業化された道路規格3種2級の2車線道路で、北川村安倉から和田までを結ぶ延長約9`。四国8の字ネットワークを構成する阿南安芸自動車道の一部。既に供用済みの小島トンネルを含む区間を除くと、道路構造物は橋梁が7橋、トンネルが2カ所を予定している。
提供:建通新聞社