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秋田建設工業新聞社
2023/07/20

【秋田】和賀組グループを優先交渉権者に選定/駅周辺複合施設の整備

 湯沢市企画課は、DBO方式(設計・施工・維持管理・運営一括方式)で実施する「湯沢駅周辺複合施設整備事業」に関し、優先交渉権者に和賀組を代表企業とするグループを選定した。構成企業は久米設計東北支社、創建築設計事務所、シグマ企画加納設計、丸臣久建設、三友建築所、合人社計画研究所、アクティオ、ヴィアックス、アセットクリエイションの9社。応募があったのは1グループだった。今後は、同グループとの契約協議を進める予定。

 計画は、市民サービスの向上や中心市街地活性化のため、湯沢駅周辺に公共施設と民間施設を新設するもの。事業対象地は湯沢駅北側の消防庁舎跡地と土地開発基金保有地の計9,960u。

 公共施設には、多目的ルーム(250u)や研修室(120u)などで構成する生涯学習機能(1,060u)のほか、開架スペース(530u、閲覧席、朗読室、受付カウンター含む)や読書室(100u)などで構成する図書館機能(985u)、子ども広場(ハイハイコーナー100uほか)や一時預かりルーム(50u)などからなる子育て支援機能(531u)を設ける。このほか、歴史資料展示機能(370u)や市民活動支援機能(計50u)なども設ける予定。駐車場は180台程度の自走式立体駐車場と5台程度の平面駐車場を新設する。

 民間収益施設については、大手洋菓子店を誘致する計画があることから、今後の契約協議で計画の具体化や実現を図るとしている。

 今回、選定された和賀グループは、久米設計東北支社、創建築設計事務所、シグマ企画加納設計が設計業務、和賀組、丸臣久建設、三友建築所が建設業務、合人社計画研究所、アクティオ、ヴィアックスが総括管理や運営、アセットクリエイションが付帯事業・余剰地活用事業をそれぞれ担当。このうち合人社計画研究所は維持管理業務も担う。

 着工は9月議会での契約承認後で、8年6月の完成、同10月1日の供用開始を目指す。総括管理・維持管理・運営期間は8年10月から28年3月までの19年6カ月としている。

提供/秋田建設工業新聞社