日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/07/20
【埼玉】彩の国建築BIM推進会議 BIM最新活用事例のセミナーを開催
彩の国建築BIM推進会議(神田廣行代表会員)は14日、「BIMモデル最新活用事例」についてのセミナーを大宮区のソニックシティビルで開催した。イベントでは実業務にBIMを導入している4者が代表となり、各自の活用事例を紹介。基礎知識から将来的な課題まで、BIMに関する理解を深めた。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)は、3次元ソフトウェアを用いた建築の工程管理手法。2次元図面から立体図を構築する従来の手法と異なり、当初から3次元モデルを基に図面作成などを行う。
神田代表は開会に際し「最新の事例を知ることで、今後BIMをどのように活用し、より良くしていけばよいか、考える機会にしていただきたい」とあいさつした。
BIMの長所として、各社とも視覚的な分かりやすさ、時短・省力化などの実現を挙げた。一方、費用・人的な負担や将来的な発展なども考慮し、従来的な設計と適切に併用する必要性も強調した。
閉会あいさつには、同会議ワーキンググループ代表の金子和巳氏が登壇。「将来的な課題点は全て時間によって解決できるもの。これからも導入推進に向けて知識を深めていってほしい」と締めくくった。