建設業労働災害防止協会新潟県支部(植木義明支部長)は19日、「第57回新潟県建設業労働災害防止大会」(後援・新潟労働局および新潟県、北陸地方整備局)を新潟市中央区で開いた。約300人の参加者は安全意識の高揚を図るとともに、事故ゼロの実現に向けて安全衛生活動を一層推進していくことを誓った。
開会に先立ち登壇した植木支部長は「今年度は第14次労働災害防止推進計画と第9次建設業労働災害防止5カ年計画の初年度。死亡災害15%減、死傷災害5%減を皆で達成しよう」と呼び掛けるとともに、「社会的に重要な役割を担う建設工事関係者が労働災害に遭うことがないよう、一丸となって防止活動に取り組んで欲しい」と述べた。新潟労働局の西岡邦昭局長は「強い意識を持って、ゼロ災達成に向けて取り組んで頂きたい」と協力を求めた。
安全成績および安全活動の2023年度支部長表彰では、優良事業場賞に19社(うち専門工事業者6社)、個人功績賞に19人(同6人)、職長賞の21人(同7人)の功績をたたえ、植木支部長から表彰状が授与された。
その後、新潟労働局労働基準部健康安全課の市川尚課長が「安全衛生行政の動向について」、元サッカー日本代表の山野孝義氏が「サッカー日本代表に見る成功する組織・失敗する組織」と題し記念講演を行った。