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　柏市は18日、「公園等における民間活力導入に関するマーケットサウンディングプレ調査」の実施要項を公表した。持続的な好循環を生むまちづくりを目的としており、大堀川リバーサイドパークなど９施設を対象に、民間から提出されたアイデアを基に事業化を検討する。調査では、地域の公園として魅力を向上させる民間サービスのアイデアや駐車場の有料化などの提案を求める。
　調査内容は▽利活用提案および事業アイデア▽市場性▽事業方式▽参入形態▽事業化への課題や条件▽行政に期待する事項▽事業期間。
　対象の施設は▽高田緑地・高田近隣センター▽大堀川防災レクリエーション公園▽柏ふるさと公園および北柏ふるさと公園▽大堀川リバーサイドパーク▽増尾城址総合公園▽北部中央地区２号近隣公園▽柏たなか駅前公園▽柏たなか駅前公園向かいの用地▽つくばエクスプレス沿線用地。
　高田緑地は、高田字東前田７００ほかに所在。敷地面積は９４３３�u。大型複合遊具、バスケットリング、広場などがある。維持管理費は年間約４６０万円。
　高田近隣センターは、高田６９３―２の敷地面積２３２２・55�uに位置。建物は、ＲＣ造およびＳ造２階建て、延べ床面積１２４５・78�u、１９８２年度の完成。図書館分館、地域いきいきセンター（社会福祉協議会）、体育館、会議室などがある。維持管理費は年間約１７００万円。２０２３年度から２か年でリノベーション工事を計画しており、25年４月のリニューアルオープンは予定。隣接する高田緑地と一体的な活用により、施設利用の活性化、コミュニティ活動の推進、持続的な施設運営を目指す。
　大堀川防災レクリエーション公園は、篠籠田字初音ほかにある。敷地面積は５万８６９９�u。国道16号を境に東西に分かれている。維持管理費は年間約８６０万円。余暇活動の場としての活用アイデアを募集する。
　柏ふるさと公園は、柏下字東４ほかの敷地面積約３万�uに所在。維持管理費は年間約１４３０万円。北柏ふるさと公園は、呼塚新田字南道灌橋２０５ほかにある。敷地面積は約３万�u。維持管理費は年間約１３７０万円。両公園および手賀沼の一体的な活用による魅力向上を目指す。
　大堀川リバーサイドパークは、高田字東前田６６０―２ほかに位置。敷地面積は５万６７７９�u。大堀川に沿って設置されている。延長は約３・８�q。維持管理費は年間約４２２０万円。沿川の公園などと一体的な活用のアイデアを募集する。
　増尾城址総合公園は、増尾字稲荷下６５０ほかに所在。敷地面積は８万３６５４�u。市内で３番目に大きい公園。維持管理費は年間約１２００万円。
　柏北部中央地区２号近隣公園は、柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業地内の呼塚新田字南道灌橋２０５ほかに位置。敷地面積は約１万５０００�u。未整備の公園で、27年度頃の整備を予定している。維持管理費は年間約６２０万円。公園の設計、整備、運営の各段階における関わりなどについて意見交換を実施する。
　柏たなか駅前公園は、大室１―４にある。敷地面積は２万４６６１・11�u。維持管理費は年間約９５０万円。
　柏たなか駅前公園向かいの用地は、大室２―15―３に位置。現況は、さら地。敷地面積は８５５・31�u。職員などの駐車場として利用している。維持管理費は年間約27万円。
　つくばエクスプレス沿線用地は、小青田５―17―１ほかにある。敷地面積は１０５３・53�u。一部を高架下駐輪場の出入り口として使用している。維持管理費は年間約30万円。
　調査対象者は、民間企業、ＮＰＯ法人等の法人、個人事業主、各種団体など。
　今後は、25〜31日に現地調査の申し込みを受け付け、８月７〜10日に現地調査を実施。同月21〜25日にエントリーシートの提出を求め、28日から９月８日まで調査を実施。同月下旬に調査結果を公表する。