大阪市に本社を置く池田グループのデベロッパー事業を手掛けるM・Iコーポレーション(大阪市浪速区、池田正知代表取締役)が富山駅前で計画する「(仮称)富山市桜町1丁目既存建物解体工事」は、グループ企業のイケダコーポレーションで着工した。予定工期が11月30日まで。施工協力はオーエムサービス(富山市新屋)。
池田グループは今春までに、富山中央郵便局の隣接地で富山地方鉄道市電通りに面する、同市桜町1丁目2番3号ほかの土地約1650平方メートル(約500坪)を取得。土地活用に向けた計画の検討を進めてきた。
今回の解体対象となる既存建物はW造2階建て2棟、RC造4階建て1棟、S造3階建て1棟、CB造3階建て1棟。飲食ビルなどもあり、工事対象床面積の合計が1431・64平方メートル。
解体後の跡地では、新たな施設の建設を前提に開発計画が進められるもようだが、同社では「現段階で、どのような施設を建てるかは未定の状況。当面はコインパーキングとして活用する」としている。
池田グループは今年1月、富山市新富町1丁目にヒルトン北陸初進出となる「ダブルツリーbyヒルトン富山」を開業。建物規模はRC造13階建て延べ1万835・53平方メートル、敷地面積が1515・33平方メートル。客室は5タイプの全201室。設計・施工はフジタが担当した。